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Cinque”5” 2011
ポデーレ・レ・ボンチエ チンクエ 2011 有機栽培 |
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ジョヴァンナ・モルガンティによって3ヘクタールの畑とともに営まれるワイナリー。
畑では自然農法を実践。施肥を行なわず、マメ科の植物などを緑肥として蒔き、それらが自然に堆肥化したものを利用しています。
2011年は夏から収穫時期にかけて酷暑が続いた年で、水はけの良い彼女の畑のブドウ樹はとても苦しみました。
困難の伴う収穫、少ない収量、一向に終わらない醗酵、高すぎるアルコール度数…。
13年春にボトリングした分が瓶内で2次醗酵を若干起こし、微微発泡高アルコールサンジョヴェーゼとなってしまいました。
異常気象の年に生まれたちょっと変な子「チンクエ 2011」です。
色調は、やや濃いめの紫色。
香りはフレッシュ感のあるベリー系。
口当たりにはやや微発泡感があり、ドライな印象ながら、スパイシー感のある果実味とタンニン。
しっかりとした酸味が特徴的で、アルコール度数も高めですが、キレ味も良く、飲みにくさは全く感じません。
発酵の強さを感じさせる風味はありながらも、嫌味なく楽しめる果実味があり、十二分に楽しめる味わいです。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
トスカーナ |
色 |
赤 |
品種 |
サンジョヴェーゼ90%
コロリーノ、フォーリア
トンダ、マンモロ10% |
タイプ |
ミディアムボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
14.5% |
飲み頃温度帯 |
10〜16度 |
土壌 |
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AOC |
IGT |
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Anteo 2012
サンタ・マリーア アンテオ 2012 有機栽培 |
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ベルガモ出身のマリーノ&ルイーザ コッレオーニ夫妻がモンタルチーノに購入した土地の敷地内に、ブルネッロ用の葡萄畑だった場所を発見したことがきっかけで、ワイン造りを開始。
畑ではボルドー液のみを使用、セラーでも温度管理を行わず、野生酵母による醗酵、長期にわたるマセレーション。
清澄もフィルタリングも行わず、ボトリング時に若干量の2酸化硫黄を添加するのみです。
モンタルチーノの南東、モンテ・アミアータという山の麓で伝統的に葡萄を栽培しているマリーノの知人。
無名な土地であるため、その葡萄栽培農家はネゴシアンに葡萄を買いたたかれてしまう…。
高樹齢の樹が多く残る畑で、誠実な農業をしていても、名のないところの葡萄は安く買われてしまうという現状に心を痛めたマリーノは、その知人のブドウを取引価格の倍で買う事になり、醸造されたのが、このアンテオ2012です。
開栓後すぐは、やや還元的なニュアンスを感じる場合もありますが、時間と共に落ち着き、本来はベリー系の香り。
口当たりには甘酸っぱいラズベリーのような果実味。
その後、じわじわと広がる、しっかりとしたタンニン。
ずっしりという程ではないですが、凝縮感もあり、ボリューム感を感じる味わいです。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
トスカーナ |
色 |
赤 |
品種 |
サンジョヴェーゼ、メルロー、
カナイオーロ、コロリーノ、
マルヴァジーア・ネーラ |
タイプ |
ミディアムボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
14% |
飲み頃温度帯 |
12〜16度 |
土壌 |
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AOC |
IGT |
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Sanguineto Bianco 2014
サングイネート サングイネート・ビアンコ 2014 有機栽培 |
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フォリソーニ姉妹によって営まれるワイナリー。
1997 年ヴィンテージから自家ボトリングを開始。
畑では除草剤や一切の化学肥料を使わない有機農法を実践。
ワイナリーでは伝統的な醸造方法こそ最良であると考え、温度管理をせずに15-20 日間のマセレーションを行い、その間のリモンタージュも手作業で行っています。
このワインは、トレッビアーノを使用した白ワイン。
香りには華やかさとトロピカルな甘みのある要素が感じられます。
口当たりには瑞々しさがあり、スッキリとした辛口のニュアンスの中にもしっかりとしたエキス感のある果実味が感じられます
綺麗なコクと甘やかな風味がありながらも、キレの良い辛口。
リーズナブルながらバランス感覚が非常に優れた味わいです。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
トスカーナ |
色 |
白 |
品種 |
トレッビアーノ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
14% |
飲み頃温度帯 |
8〜12度 |
土壌 |
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AOC |
I.G.T |
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画像は2009年です |
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Gramine’ 2020
ロンガリーヴァ グラミネ 2020 有機栽培 |
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トレントの南約20kmのロヴェレートという町にある、マルコとロザンナ・マニカ夫妻によって1976年より始められたワイナリー。
彼らのワインの中でも量的にも特徴的にも旗手的存在といえるのがグラミネ。 ピノグリージョはその標高、高密度植樹と低い仕立て、収量制限により香りの豊かな凝縮度の高い葡萄となる。
グラミネはそのような葡萄を絞った後も果汁に皮を浸しておくことによって、より豊かな香りと若干の色(赤玉ねぎ色)を持ち、味も個性的で見た目も美しい。
醗酵の初期段階までマセレーションを行い、その後皮を引上げ、果汁のみでステンレスタンクにて醗酵を行う。熟成にもステンレスタンクを使用。
色調はやや薄めの綺麗なサーモンピンク。
香りには爽やかさがあり、キンモクセイや柑橘系のニュアンス。
口当たりは瑞々しく、しっとりとしたエキス感。
上品で綺麗な活き活きとしたフレッシュな酸。
クリーンで飲み心地の良い果実味。
キリっとした味わいに、エレガントさや上質感も感じられます。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
トレント |
色 |
白 |
品種 |
ピノグリージョ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
13% |
飲み頃温度帯 |
6〜12度 |
土壌 |
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AOC |
I.G.T |
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PRARUAR 2015
イル・チェンソ プラルアール 2015 有機栽培 |
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洋酒のような雰囲気と凝縮感ある果実味!
このワインを造るガルガノ一家は、もともと小麦の栽培と家畜の放牧をしていたのですが、この土地には500年以上に渡るブドウ栽培の歴史もあり、質の高いブドウができると考えたガエターノ、2010年に5haの畑にカタラット、ペッリコーネ(ピニャテッロの別の呼び名)、ネーロ
ダーヴォラを植え、2012年に初収穫をします。
このプラルアールは、カタラットを2週間以上皮ごと醸したワインで、プラルアールはアルバニア南部で話されている方言で“黄金色の”を意味し、グレカニコの正式名称がグレカニコ・ドラート(ドラートはイタリア語で黄金色の意)であることから付けられた名前になります。
色調はオレンジがかったやや褐色。
香りにはプラム、あんず、ブランデーのようなニュアンス、キンモクセイやトロピカルな要素も感じられます。
口当たりにはややドライ感のあるアタックに、しっかりとしたエキス感。
円みはありますが、タンニンや凝縮感のある果実味、南国フルーツのような雰囲気もあります。
スモーキーで複雑味・奥行きのある味わいながら、飲み心地良く、柑橘系の酸味が効いた味わい。
開栓後、時間の経過と共に円みが出て、落ち着いたエキス感が楽しめるようになります。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
シチリア |
色 |
白 |
品種 |
カタラット100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
13.5% |
飲み頃温度帯 |
12〜18度 |
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AOC |
I.G.T |
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NJURO 2013
イル・チェンソ ニューロ 2013 有機栽培 |
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詰まった果実味のあるボリューム感!
このワインを造るガルガノ一家は、もともと小麦の栽培と家畜の放牧をしていたのですが、この土地には500年以上に渡るブドウ栽培の歴史もあり、質の高いブドウができると考えたガエターノ、2010年に5haの畑にカタラット、ペッリコーネ(ピニャテッロの別の呼び名)、ネーロ
ダーヴォラを植え、2012年に初収穫をします。
このニューロは、ペッリコーネ(別名ピニャテッロ)で造る赤ワイン。
樽を一切使わずに醸造&熟成をさせているので、ブドウの個性が際立った仕
上がりになっています。
ワイン名のニューロは、シチリアの言葉で黒の意味を持ちます。
色調は濃いめの深紫色。
香りには甘やかさのあるベリーやプラムのニュアンス。
口当たりにはボリューム感があり、しっかりとしたタンニンを感じるアタック。
厚みのある果実味やスモーキー感、スパイシーで黒胡椒感のあるフルボディな味わいです。
果実の詰まった凝縮感が感じられる、飲み応えのある赤ワインです。
時間の経過と共に円みが出て、やや甘酸っぱさの要素も感じられるようになります。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
シチリア |
色 |
赤 |
品種 |
ペッコリーネ100% |
タイプ |
フルボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
13.5% |
飲み頃温度帯 |
14〜18度 |
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AOC |
I.G.T |
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Aglianico 2018
イル・カンチェッリエレ アリアニコ 2018 有機栽培 |
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元々葡萄栽培のみでワイン造りは行っていませんでしたが、2005年から自社醸造を開始。
現在では生産する約4 割の葡萄で自らワインを仕込み、残りの葡萄は畑の区画ごとに契約を交わした、数軒のワイナリーに売却しています。
畑でもワイナリーでも昔ながらの手法を踏襲。
除草剤などの化学農薬は使用せず、ボルドー液のみを使用。
温度管理を行わず20〜25日の醸し醗酵。熟成には新樽は用いず、2酸化硫黄もボトリングの際にごく少量使用するのみ。無清澄、ノンフィルターでボトリング。
香りには熟したベリー系の香り。
口当たりにはしっかりとしたタンニンと凝縮感のある果実味があり、意外とパワフル感のある味わい。
若干エレガントさに欠け、ザラついた印象も感じられますが、スパイシーなニュアンスもあり、この価格では十二分な味わいです。
しっかりした料理にも十分合わせて頂けます。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
カンパーニャ |
色 |
赤 |
品種 |
アリアニコ100% |
タイプ |
フルボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
13% |
飲み頃温度帯 |
14〜16度 |
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AOC |
I.G.T |
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Paone 2018
カンティーナ・デル・バローネ パオーネ 2018 有機栽培 |
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フレッシュでリッチ!
1990年代に、代々農業を営んでいたサルノ家がアヴェッリーノ郊外のチェジナーリにナポリの貴族(バローネ=男爵)から土地を購入し、ブドウとヘーゼルナッツの栽培とワイン醸造を開始。
畑は火山性土壌で、栽培するブドウは伝統品種であるフィアーノのみ。
ブドウは収穫後、除梗せずにソフトプレスを施し、2時間ほどの果皮浸漬と梗からタンニン抽出を行います。
このパオーネは、方言でクジャクを意味し、男爵家がクジャクをたくさん飼っていたことにちなんだ名前のワインで、彼らにとってのスタンダードラインのフィアーノになります。
香りにはパイナップルのようなトロピカルなニュアンス。
口当たりにはフレッシュさがあり、ハーブのような雰囲気を伴う飲み口。
ほんのりとほろ苦さのある果実味に、柑橘系の酸。
全体としてキリっとした味わいながら、少々のスモーキーさやリッチな要素も感じられる味わいです。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
カンパーニャ |
色 |
白 |
品種 |
フィアーノ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
12.5% |
飲み頃温度帯 |
8〜14度 |
土壌 |
火山性土壌 |
AOC |
I.G.P |
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Miniere 2016
カンティーネ・デッランジェロ ミニエーレ 2016 有機栽培 |
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グレープフルーツジュースな果実味!
アンジェロ・ムートによって営まれる、カンティーネ・デッランジェロ。
グレーコのみを栽培し、2種類のワインを造っています。
1860年代から120年もの間稼働していた硫黄採掘所だった場所の真上に畑がありますので、畑の土壌を手に取って匂いを嗅げば、分かり易く硫黄の香りがします。
カンティーナ・デル・バローネのルイージがエノロゴを担当しているので、醸造方法はルイージのワインと変わらず、ブドウは収穫後、除梗せずにソフトプレスを施し、2時間ほどの果皮浸漬と梗からタンニン抽出を行います。
採掘所を意味するミニエーレは、道路を挟んで元採掘所と接している区画のグレーコで造るワイン。
色調はやや濃いめのレモンイエロー。
抜栓後すぐは還元のニュアンスを感じる場合もありますが、時間の経過やスワリングなどで気にならなくなります。
グレープフルーツのような酸をしっかりと感じる飲み口に、ほろ苦さがアクセントとなったクリアな果実味。
青草のような雰囲気も感じられます。
重たくない程度にリッチな要素があり、甘みの少ないグレープフルーツジュースのような味わいです。
開栓すぐはシャープな印象ですが、時間と共にほぐれた味わいになっていきます。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
カンパーニャ |
色 |
白 |
品種 |
グレーコ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
13% |
飲み頃温度帯 |
8〜14度 |
土壌 |
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AOC |
D.O.P |
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Prosecco Sur Lie
カーサ・コステ・ピアーネ プロセッコ シュールリー 有機栽培 |
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カルピスソーダ!?
ヴァルドッビアーデネにある、フォッラドール家によって営まれるワイナリー。
粘土質の急斜面で栽培されているフ葡萄はプロセッコのみで、樹齢は80年を超える。
使用される2酸化硫黄も圧搾時に若干量のみとなっています。
このワインは、プロセッコを使用したスパークリングワイン。
澱引きせずに出荷されるため、少々白濁した色調となっています。
香りは爽やかで、カルピスのような乳酸系のニュアンス。
口当たりはフレッシュで、ややしっかりとした発泡感があり、サイダーのような清涼感を感じます。
瑞々しくてクリアな果実味に乳酸系の酸味。
スッキリとした中にもナチュラル感や素朴さのある味わいで、心地よく飲み進められる味わいです。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
ヴェネト |
色 |
白・泡 |
品種 |
プロセッコ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
11% |
飲み頃温度帯 |
6〜12度 |
土壌 |
粘土質 |
AOC |
D.O.C |
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BOMBEN
フォリチェッロ ボンベン ビオディナミ |
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爽やかスッキリ!
フォリチェッロは、モデナ郊外でバイオダイナミクスを実践するワイナリーです。
このワインは、モントゥーニという土着品種100%で造られた、瓶内2次醗酵の微発泡ワインです。
醸造・ボトリングいかなる段階でも酸化防止剤不使用で造られています。
香りは爽やかで華やか。
ピーチやライチのようなニュアンスを感じます。
口当たりは瑞々しく、ややドライ感のあるスッキリとした味わい。
クリアな果実味にほろ苦さがアクセント。
少々のスモーキー感も感じられます。
甘みの要素は少ないですが、フルーティーな味わいで、非常に飲み心地のよい味わいです。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
エミリア・ロマーニャ |
色 |
白・泡 |
品種 |
モントゥーニ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
12% |
飲み頃温度帯 |
6〜12度 |
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Lambrusco Il Quaresimo
ラ・コリーナ ランブルスコ・イル・クアレージモ ビオディナミ |
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フレッシュさと密度感!
1975年に12人のメンバーによって、社会生活を共に送っていく大きな“家族”を形成すべく創設された農業協同組合。
200ヘクタール以上の広大な土地を所有し、畑ではバイオダイナミクス農法を実践。堆肥なども自家生産し、葡萄以外にも野菜・果物を生産。そしてそれらを使いワイン、トマトソース、パスタなども生産しています。
牛や豚なども飼っており、与える飼料も無農薬の自家生産物。
食肉だけでなく、サラミなどの加工品も一部生産しています。
このランブルスコは超濃厚なランブルスコ。
色調も濃く、黒紫色。
香りは華やかなベリーやカシス系の香り。
この香りとは裏腹に口当たりにはしっかりしたタンニン。
ガス感もしっかりありますので、最初はやや軽やかに感じますが、凝縮感のある果実味が広がり、ランブルスコらしい軽やかさやフルーティー感を微塵も感じさせない密度感。
食前酒どころかメイン料理までこれで通せそうなボディ感です。
野性的でスパイシーなニュアンスもあり、飲み応えのあるランブルスコです。
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原産国 |
イタリア |
地方 |
エミリア・ロマーニャ |
色 |
赤・泡 |
品種 |
ランブルスコ
(グラスパロッサ、サラミーノ、マエストリ)
・マルボ・ジェンティーレ |
タイプ |
ミディアムボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
11% |
飲み頃温度帯 |
8〜14度 |
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AOC |
I.G.T |
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