|
|
ラ・グランド・コリーヌ |
|
|
La Grand Colline |
|
|
大岡弘武さんが造るナチュラルワイン♪ |
|
大岡弘武(おおおかひろたけ)さんは、明治大学理工学部を卒業後フランスへ渡り、ボルドー大学醸造学部でワイン全般を学んだ後にローヌ最大手GUIGAL社の、ジャンルイ・グリッパが所有していたサンジョセフの区画における栽培責任者を務めました。
その後、北ローヌ地方を代表する自然派ワインの生産者で最高のコルナスを造ることで知られるティエリー・アルマンに師事、最後は栽培長を任されるまでになりました。
師アルマンとの出会いは、大岡さんが後にワイン造りを始めるにあたって決定的と言えるもので、ブドウ栽培から醸造に至るまでのほとんど全てにおいて影響を受けたようです。
醸造での人的関与を必要最低限に留める自然なワイン造りを実践するために最も大切なことは良いブドウを育てることに尽きるのですが、花崗岩に覆われた急斜面で夏は極めて暑く冬が寒いコルナスにおいては、畑仕事に費やす労力はいっそう厳しいものになります。
大岡さんは、アルマンの下で働くことにより栽培や醸造に関する考え方だけではなく、厳しい労働に耐える強靭な精神力も身につけたと言えます。
自分の本拠地を北ローヌと決めた理由について、畑における労働が最も厳しい土地であったから、と語っていたことが印象的です。
|
ヌーヴォー用葡萄畑にて |
洞窟のセラー |
現在の大岡さんは、アルマンから完全に独立を果たしてワインを造っています。
ブドウは、彼が所有する畑、借りている畑、そして信頼のおける生産者から購入したもので構成されております。
栽培はビオロジックを実践しており、除草剤や化学肥料は使用しません。
農薬は化学合成薬品ではなく,硫黄(ビオディナミの認証団体である「デメテール」で認可されているもの)に限定し、使用回数も極力減らしています。
また、2月から3月にかけて行う遅い時期の剪定で徹底して不要な芽を取り除き、遅霜の影響を大きく受けるリスクは高まりますが、青刈りが不要となる理想的な収量制限を実現できることも栽培における特徴的なことでしょう。
「少量でも構わないから良いブドウだけを育てたい」、大岡さんの畑仕事における考えです。
醸造においては、その土地に育つブドウが醸し出す、純粋かつ繊細な果実味を楽しんでいただくことを目的として、野生酵母による自然な発酵とビン詰めに至るまでの全ての過程において酸化防止剤を使用しないことが特徴です。
そのため、単に収量が少ないだけではなく、収穫されたブドウを更に選別して傷んでいない果実だけを使った醸造を心がけています。
|
2017年以降のル・カノンはミュエル・モンジェルモン氏が醸造することになりました。(*2018年はル・カノンの醸造は行っておりません)
サミュエルはラ・グランド・コリーヌの設立に関わった人物で、今でも共同経営者としてドメーヌの運営に参画しています。
ワイン関係の法律に詳しいだけでなく、シャトー・ヌフのとあるドメーヌにて醸造責任者を務めており、2017年以降のル・カノンはここで醸造されています。
|
|
|
LE CANON Rouge 2022
ラ・グランド・コリーヌ ル・カノン ルージュ 2022 ビオロジック |
|
|
果実味溢れるナチュラルな味わい♪
大岡弘武さんがフランス・ローヌにて運営していたワイナリー、ラ・グランド・コリーヌ。
現在は日本に戻り、岡山でワイナリーを運営されている為、2017年以降のル・カノンはミュエル・モンジェルモン氏が醸造することになりました。(*2018年はル・カノンの醸造は行っておりません)
サミュエルはラ・グランド・コリーヌの設立に関わった人物で、今でも共同経営者としてドメーヌの運営に参画しています。
ワイン関係の法律に詳しいだけでなく、シャトー・ヌフのとあるドメーヌにて醸造責任者を務めており、2017年以降ル・カノンはここで醸造されています。
手摘みで収穫後、除梗し2週間セメントタンクにてマセラシオン。
プレスの後タンクで発酵・熟成。
やや深いルビー色。
レーズンやカレンズ、デーツ、ドライいちじくなどのやや凝縮感のある果実の香りに、紅茶のような華やかな香りが加わり、上品な印象を受けます。
しなやかなテクスチャーの角の取れた柔らかいミディアムタッチで、黒系果実のドライフルーツを主体としたコクや深みの感じられる緻密な果実味に、ダージリンのような香り高い紅茶の風味が溶け込み、大きく膨らみます。
冷涼感のある綺麗な酸が品種の個性や特徴的な風味をバランス良く引き立て、軽快感を与えながら伸びやかに先へと誘います。
アルコール表記は14.5%と高めですが、ボリューム感や収斂性などは全く感じられません。
広がりゆく中で、風味は一層深みを増していくように感じられ口中を充実感で満たし、葡萄の果皮をかじった時のようなフルーティーで微細なタンニンが残り、完熟していた葡萄だったことが伝わってきます。
若々しい果実味と洗練されたエレガントな様子が調和するミディアムスタイルです。
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
赤 |
品種 |
シラー100% |
タイプ |
ミディアムボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
14.5% |
飲み頃温度帯 |
10〜16℃ |
|
|
|
|
|
|
|
|
LE CANON Rouge P 2007
ラ・グランド・コリーヌ ル・カノン ルージュ 2007 ビオロジック |
|
|
果実味溢れるナチュラルな味わい♪
大岡さんの通年低温で一定した洞窟カーヴにて9年の歳月を経ての出荷となった、ノンフィルターのグルナッシュ。
熟成感のある煉瓦色で、グラスに注ぐと液中に細かな気泡が持続的に上がるのが見受けられます。
熟成からくる香りがとても複雑で、イチジク煮や黒糖、ドライプルーンなどの凝縮した香りが感じられます。
少々舌にあたるガスが強く感じられます。
2008年当時は色合いの濃さやたっぷりとした甘みだけでなく、黒系果実が凝縮した果実味の若々しいポートの様な雰囲気だったかのですが、現在はイチジク煮に黒蜜をかけたような風味やタバコ、カラメルなどの香ばさがありトゥニーポートの様な趣へと変化しています。
アタックから喉に流れるまで柔らかな甘みと酸、熟した果実の複雑な味わいが一定に続き、落ち着きのあるとても複雑で贅沢な味わいとなっています。
長期の熟成を経て甘みは複雑さや伸びやかな酸とより上手く調和し、円みのある一つ上を行く大人の甘さへ変化しています。
余韻にはどっしりとアルコールの高さを感じさせますが、飲み心地はすっと体に沁み入ります。
デザートやナイトキャップは勿論、中華料理などにも相性良く楽しめますし、抜栓後も充分に日々の変化を楽しめるほどゆっくり味わうことが出来ます。
かなり澱がございますので、お飲みになる前は1週間程度立てて保管して頂く事をお勧め致します。
■大岡さんより■
ミストラルにより過熟してしまったグルナッシュからできたワイン。
葡萄の糖分が高すぎて、途中でアルコール発酵が止まり、葡萄本来の糖分が残っています。
8年前に販売したものは、フィルターを通して再発酵を抑えたものでした。
こちらはフィルターを通さず瓶詰されたものです。
当然のごとく、軽く瓶内で再発酵しました。
当時はかなり暴れていたワインが8年かかけて変化しました。
開けたてはガスがかなりあるので、タンニンが目立ちますが、ガスを飛ばせば、その柔らかさと熟成が味わえます。
抜栓後すぐに楽しみたい方はカラフに移すことをお勧めします。
個人的には一晩一杯ずつ寝る前に飲んでみるのが面白いと思います。
最初のうちは栓をしないで冷蔵庫で、数日後ガスが完全に飛んだら栓をしてください。
デザートやチョコレートと一緒でもいいですし、それだけでもデザートになります。
ジビエと合わせるのも面白いですね。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
赤 |
品種 |
グルナッシュ100% |
タイプ |
ミディアムボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
12% |
飲み頃温度帯 |
8〜16℃ |
|
|
|
|
|
LE CANON Chardonney 2013
ラ・グランド・コリーヌ ル・カノン シャルドネ 2013 ビオロジック |
|
|
果実味溢れるナチュラルな味わい♪
葡萄本来の果実味を引き出した、ナチュラルで心地良い味わいが特徴の白ワイン。
大岡さんのワインの中でもカジュアルラインになります。
樹齢30〜40年のシャルドネを使用し、栽培については雑草を抜かないことで収量が自然と低くなり、成熟も早くなります。
殺虫剤なし、化学肥料なし、化学農薬なし。
瓶詰め時も清澄なし、フィルターもかけず、瓶詰め後も瓶内発酵が始まります。
2012年の溌剌としたシャルドネとは対照的に円みと落ち着き感のあるスタイルとなっています。
中程度の黄色でやや濁りのあるスティルワインです。
ヨーグルトの様な乳酸的な香りに完熟したりんごの蜜を想わせる果実の香りが混ざり合います。
残糖は無く、円みのある果実味との調和ををキュッと引き締まったリンゴ酸が1本の線で繋ぐように流れていきます。
しっかりとした酸は飲み込む頃にはすっと消え、余韻に瑞々しい甘いりんごの様な香りが続き改めて果実味と円みを感じられます。
非常に飲み心地良く、シャープな辛口的要素と果実感、爽やかな酸がバランスよく整った飲み心地良い味わいです。
■大岡さんより■
この年は春に雨が多く、開花がうまくいかなかった為に葡萄の収量は少なくなった年です。
その後天候は回復し、残った葡萄は健全な状態で収穫できました。
ブドウジュースを一晩デブルバージュ(澱を下に沈め)したのち350Lの樽に移します。
そこで自然酵母で発酵。発酵は9ヶ月くらいかかりました。
そのまま次の年の収穫まで樽で熟成し、その後タンクに移して樽ごとに違う味を均一化させて、三か月後に重力を使って手で瓶詰めしています。
2013年のシャルドネはスティルワインです。
非常に透き通った味わいで、酸もきれいにとおって綺麗なワインです。
瓶詰め直後は少し酸化した要素も加わり若干ジュラのワインを思い起こさせるような香りもありますが、数か月して瓶詰めの疲れがとれれば、ワインはこれから若返っていくことになると思います。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
白 |
品種 |
シャルドネ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
12% |
飲み頃温度帯 |
8〜14℃ |
|
|
|
|
LE CANON Viognier 2013
ラ・グランド・コリーヌ ル・カノン ヴィオニエ 2013 ビオロジック |
|
|
果実味溢れるナチュラルな味わい♪
葡萄本来の果実味を引き出した、ナチュラルで心地良い味わいが特徴のル・カノン。
その中でもヴィオニエを使用した白ワインがこちら。
黄金色のしっかりとした色調。
リンゴの蜜や熟した日本の梅を想わせる香りや果実味で、膨らみのある味わい。
1本芯の通ったようなシャープな酸ですが鋭角なものではなく、香りに似た梅
ジュースを想わせる酸や甘みを楽しめます。
一般的なヴィオニエをイメージする華やかな香りや甘さではなく、スッキリとした辛口の仕上がりとなっております。
セラーの温度帯(15℃位)でお楽しみ頂くと、このワインの良さがより引き立つと思います。
2013年は非常に収穫量が少なく1樽のみの醸造となったため、500mlでの瓶詰めとなっています。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
白 |
品種 |
ヴィオニエ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
500ml |
アルコール度数 |
12% |
飲み頃温度帯 |
8〜16℃ |
|
|
|
|
LE CANON Rose 2016
ラ・グランド・コリーヌ ル・カノン ロゼ 2016 ビオロジック |
|
|
果実味溢れるナチュラルな味わい♪
葡萄本来の果実味を引き出した、ナチュラルで心地良い味わいが特徴のロゼワイン。
大岡さんのワインの中でもカジュアルラインになります。
自社畑と借りている畑で栽培された葡萄を使用。栽培は一部ビオディナミです。
殺虫剤なし、化学肥料なし、化学農薬なし。
野生酵母によって、温度コントロールをしない状況にて発酵させます。
熟成中の澱引きは一切なく、亜硫酸も無添加。瓶詰時にも清澄・濾過を行いません。
淡いサーモンピンクの色合いで、舌先に当たるピリッとしたガスがフレッシュさを感じさせます。
抜栓時はやや香りは控えめながら、口に含むとほどよい甘さと桃やライチ、ピンクグレープフルーツなどのジューシーな果実、バラのような華やかな香りが広がります。
空気に触れ開いてくるとル・カノン・ロゼの代名詞と言えるネクターの様な香りは勿論、唯一無二のアロマティックさが増していき、味わいも深まります。
しっかりとした酸がありますが、果実味と上手く溶け込んでおり、香りや果実味のボリュームを上手く整えている印象です。
また、僅かにグレープフルーツのような苦みなどもあり、芳醇さだけではないスッキリとしたフィニッシュで、すっと喉を通ります。
桃を食べた時のようにジュワッと広がる風味と仄かな甘みがあり、華やかな香りが鼻に抜け長い余韻を楽しめます。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
ロゼ |
品種 |
ミュスカダンブール100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
12% |
飲み頃温度帯 |
6℃〜14℃ |
|
|
|
|
LE CANON Rose Primeue 2016
ラ・グランド・コリーヌ ル・カノン ロゼ・プリムール2016 ビオディナミ |
|
|
フルーティーで綺麗な果実味♪
“アンセストラル”や“メトード・リュラル”と呼ばれシャンパーニュの製法が確立される前から、 ラングドック地方のリムーで行われていた発泡性ワインの造り方で醸造された、微発泡のロゼワインです。
標高の高いリムーでは冬の間はアルコール発酵が止まることが通常。その段階で瓶詰めされたものが、 春の訪れとともに再び発酵が始まりガスが残るという、偶然に発見された醸造法です。
南ローヌのビオディナミの畑(エコセール)の買い葡萄を使用。
仄かにオレンジがかった桜色で、ガスはそれほど強い印象ではありません。 抜栓時には瓶底の澱が舞い上がり、濁りのある色合いとなります。
抜栓直後は薄にごりの日本酒のような酵母由来の香りが感じられ、ロゼプリムールのイメージである桃やバラの様な香りはやや控えめに感じられます。
開いてくると徐々に白桃などを想わせる果実の香りがどんどん膨らんできます。
2日目には一層香りも増し華やかな印象となり味わいにも深みが感じられます。
ガスはやや弱くなりますが、豆などのネガティヴなニュアンスは感じられませんので、数日に分けてお楽しみ頂くことも問題ないです。
口に含むと細かな泡は、若々しい桃をかじった様な果実味と共にシュワっと弾け広がり、淡雪のようにすっと消え、余韻には果実の香りを残します。
飲み進めていくと乳白色のピンクの澱に近づくにつれ、より味わいや風味も強く感じられます。
ここ数年のスタイルのなかでは甘さがあり、酸も穏やかに感じられる仕上がりですので、このまま熟成していくと共に、ガスも少し多くなり辛口の味わいへ変化していくと思われます。
現在はプリムールらしいフレッシュさを充分に楽しめますが、この先の熟成による変化も期待が湧きます。
瓶内で発酵が続いておりますので、瓶内のガス圧が高くなっております。
開栓前は立てた状態で、やや冷やしめの温度帯(0-5度)で保管頂き、少しずつガスを抜くように開栓ください。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
ロゼ |
品種 |
ミュスカダンブール100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
11.5% |
飲み頃温度帯 |
6℃〜8℃ |
|
|
AOC |
VdT |
|
|
|
|
|
Syrah Reserve 2012
ラ・グランド・コリーヌ シラー・レゼルヴ 2012 ビオロジック |
|
|
スムーズでエレガント♪
ル・カノン・ルージュに使われるシラーを40ヶ月樽熟成させていたバレルセレクションです。
輸入時は樽由来のバニラ香と青い香りが強く感じられ果実が控えめでしたが、徐々にバニラ香は優しく薫り、果実味などが感じられるようになり、青いニュアンスはアクセントになってきています。
仄かにオレンジが入る鮮やかでしっかりとした赤色。
黒系果実の風味にカカオやブラックオリーブなどの香りとバニラ香が混ざり、複雑さと落ち着きを感じさせます。
スワリングするとより香りが強くなり、骨格の強さやボリューム感のある味わいを想像させますが、口当たりは瑞々しく軽くさえ感じ、質の良い酸と非常に細やかなタンニンがありエレガントな印象です。
スムーズに体へと馴染むような印象ですが、果実味と共にカカオやほろ苦いカラメルなどのビターな香りが広がり、仄かにクリームブリュレやバタースカッチなど円みのある風味が感じられます。
余韻にも香りが長く続き、凝縮した果実のエキスと充実感があり、今でも充分に楽しめますが、この先の変化により一層期待感が湧きます。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
赤 |
品種 |
シラー100% |
タイプ |
フルボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
12% |
飲み頃温度帯 |
14℃〜18℃ |
|
|
|
|
|
|
SJ 2011
ラ・グランド・コリーヌ エス・ジェー 2011 ビオロジック |
|
|
深みと余韻のある上質な味わい♪
100%買いブドウで造られるワイン。
畑の所有者は大岡さんが栽培については全く注文をつける必要のないほど、素晴らしい仕事をする人物ですと言う程の生産者です。
少し黒みがかった濃い目の赤色で、抜栓直後にはやや青いニュアンスの香りが感じられますが、鋭角な印象ではなくすぐにワインに溶け込み、柔らかく円みを帯びてきます。
プルーンやレーズン等の凝縮した果実の香りや、ブラックオリーブ、カカオ、タバコやバニラ香など複雑な香りが充分に感じられ、時間の経過で芳醇さが増していきます。
フランボワーズ、チョコレートの様な風味の甘酸っぱい口当たりで、たっぷりとした果実味の割に軽いタッチで口中に流れていきます。
後半には繊細なタンニンと落ち着いた深み、複雑な余韻を長く感じさせ、アタックから余韻まで様々な顔を見せてくれる味わいです。
他のヴィンテージに比べ酸はしっかりとしていますが、芳醇な果実の風味を抑え酸があるからこそ青さのニュアンスも強調されず爽やかにさえ感じさせてくれます。
※2011年よりサン・ジョセフのアペラシオンは取得せずVdFとなり、SJ(エス・ジェー)と言う名前へ変更となりました。
【大岡さんより】
サンジョセフを造った理由については、色々あります。偶然知り合った畑の所有者であるお爺さんの仕事がとても素晴らしかったことが一番の理由です。
昔のサンジョセフは、スミレの花を連想するような香りだったとお爺さんが懐かしそうに語っていました。
このワインは、まさにそのようなスタイルだと思います。ですから、ラベルにもスミレの花を象ったものにしました。
皆さんが、このワインを気に入ってくださることを願っております。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
赤 |
品種 |
シラー100% |
タイプ |
ミディアムボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
13% |
飲み頃温度帯 |
14℃〜18℃ |
|
|
|
|
|
|
SP 2009
ラ・グランド・コリーヌ エス・ピー 2009 ビオロジック |
|
|
完熟したリッチな果実の風味♪
2009年ヴィンテージはサン・ペレのAOCを取得しておりませんので、頭文字を取りSP(エス・ピー)と名付けています。
色調は濃い麦藁色。
グラスの内側にに気泡が付くのが見られ、フレッシュさを想わせる細かなガスがあります。
抜栓直後はゴマを煎ったような芳ばしい香りが僅かに感じられ、空気に触れるにつれて消えていきます。
暑い年だったことから例年のスタイルより厚みや完熟した果実の風味が多く、蜂蜜や熟したリンゴ、洋梨などの膨らみのある香りが主体で、徐々に大岡さんのサン・ペレらしい白葡萄を皮ごとかじったような香りや風味が出てきます。
ほどよい酸やガスがあることで調和のとれた飲み心地となっており、余韻も長く、豊かで贅沢な味わいです。
2日目は色合いや味わいがややしっかりしたように感じられ、3日目になると僅かに豆のニュアンスを感じますので、お早めにお飲み頂いた方がエス・ピーの良さをよりお楽しみ頂けると思います。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
白 |
品種 |
マルサンヌ100% |
タイプ |
辛口 |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
13% |
飲み頃温度帯 |
10℃〜16℃ |
|
|
|
|
|
|
Cornas 2015
ラ・グランド・コリーヌ コルナス 2015 ビオロジック |
|
|
新鮮で深い果実味♪
ラ・グランド・コリーヌ設立当時に購入していた山林が、開墾して葡萄を植えることでコルナスのアペラシオンの取得が認められることになった2006年から、大岡さんが自ら開墾を始めた極めて急峻な畑です。
大岡さんの師であるティエリー・アルマン氏の畑より標高が高い場所に位置しており、ローヌ川が眼下に広がる、森に囲まれた日当たりの良い場所に位置しています。
2015年は7月から収穫まで晴天が続き乾燥した暑い年で、ブドウは健全に成熟し選果の必要もないほどでした。
瓶詰めは2016年の8月、コルナスに限らず過去に例のないほど早いタイミングでした。
コルナスやサンジョセフは、グラスファイバーのタンクで全房発酵させた後に例年なら500Lの樽に入れて2年以上の熟成を経てからリリースされるものですが、このワインは発酵が終わった直後にも関わらず既にワインが完成しており、瓶詰め前の試飲でも樽熟成を経てアッサンブラージュしたかのような味わいでした。
それは瓶詰めした後でも微動だにせず、飲んだ生産者たちの多くは驚愕し ていたそうです。
コルナスを深く知る人たちの言葉を借りるなら「これこそコルナス」。
大岡さんによると、自分の判断が正しいならコルナスとしての真価が発揮されるのは10年以上先になると思うが、今はとてつもなく美味しくて、その味わいは他には滅多にないほど新鮮であり、深い果実味を楽しむことができるとのことでした。
抜栓直後は非常に若々しい印象ですので、早めの抜栓もしくはデキャンタージュをお勧め致します。
開いてきた時の表情の移り変わりと最良のバランス、開いてからの味わいの持続性に驚きを感じるほどです。
是非体感して頂きたいと思います。
深い赤紫の色合いで、抜栓時は色からも分かるように若々しい印象を受けます。
しっかりとした果皮を持ち完熟したことを想像できる凝縮感のある葡萄らしい香りに、カシスなどの黒系果実の香りが混ざり合います。
抜栓時はジューシーな甘さを感じるタッチでチャーミングな味わいですが、開いてくるとダークチョコのようなカカオの風味やそれに似たタンニンが感じられ、複雑さが増していきます。
葡萄果汁のような溌剌とした印象から一変し、落ち着きのある大人びた味わいの深さを感じさせます。
凝縮感がありながらエレガンスで柔らかな口当たり、果実味とカカオを想わせるビターな風味や酸など、ワイン中にある全ての要素がバランス良く感じられ球体を想わせる角のない味わいです。
この味わいは、何日経過しても崩れることはなく安定感のある仕上がりとなっています。
|
|
|
|
原産国 |
フランス |
地方 |
ローヌ |
色 |
赤 |
品種 |
シラー100% |
タイプ |
ミディアムボディ |
容量 |
750ml |
アルコール度数 |
12% |
飲み頃温度帯 |
14℃〜18℃ |
|
|
|
|
|
|