生貯蔵酒 |
火入れをしないで貯蔵し、出荷する際に火入れした清酒。 |
樽酒 |
木製の樽で貯蔵し、木香のついた清酒。 |
生詰酒 |
火入れをしてから貯蔵し、出荷する際には火入れを行わない清酒。 |
ひやおろし |
冬に醸造した清酒を、春から夏にかけて涼しい酒蔵で貯蔵・熟成させ、気温の下がる秋に瓶詰めして出荷する酒のこと。
火入れをしない(冷えたままで卸す)で貯蔵することから、この名称ができた。 |
荒走り |
槽(ふね)という搾り器を使って醪(もろみ)を搾るときに、最初に出てくる部分の酒のことで、圧力を加えないで、最初に積まれた酒袋の重みだけで自然に出てくるもの。 |
中取り・中汲み |
お酒を搾る際に、荒走りの次に、中間部分として出てくる部分。
味や香りのバランスが最も良いとされています。 |
袋吊り・袋しぼり・
雫しぼり・首吊り |
お酒を搾る際に、もろみを袋に詰め、袋を吊り下げてそこから垂れてくるお酒。
出品酒などの高級酒に多く用いられる手法で、こうして採られた酒は雫酒(しずくざけ)と呼ばれることもあります。 |
斗瓶取り・斗瓶囲い |
お酒を搾る際に、出てきた酒を斗瓶(18リットル瓶)単位に分け、管理し、そこから良いものを選ぶ方法。
タンクで貯蔵するよりも、厳密な温度管理ができ、出品酒等の高級酒に多く用いられます。 |
無濾過 |
活性炭による濾過をしないこと。
そのお酒本来の風味が味わえます。 |
にごり酒・おりがらみ |
お酒を搾る際に、粗い目の布などで濾して、意図的に滓(おり)を残したもの。
火入れをしない場合は瓶内部で醗酵が持続し、発泡性のものになります。
おりがらみは、滓下げをしないままのもの。
どちらも、滓に含まれている旨み、醪独特の濃厚な香りや味わいを楽しむために作られます。 |