奈良の地酒屋 登酒店



雄町の作付を守る為に、雄町をご飯として食べよう!
(御前酒の雄町を守る為の試み)


現在、感染症禍による 全国的な 日本酒の消費減に伴い、
酒蔵では 来期の製造石数の調整が余儀なく されています。
これが徐に酒米生産農家の方々、いずれは地域の農空間へと影響が及ぶことを危惧しています。
岡山県の雄町も同様です。

現在圃場では米作りのシーズンを迎える頃ですが
令和2年度の作付けについて
瀬戸エリアで 昨対2割減、岡山県南部では3割減での生産調整をされるようです。

一部で一般米への転作をすることで当面は田圃としての機能を維持するとの話ですが
一旦雄町の栽培を辞めてしまうと再度復活させることが困難なため
できる限り米余りを防ぎ、作付けを維持していく手段を辻本店としても模索している最中です。





御前酒は今後すべての日本酒を雄町で醸す酒蔵になります。
雄町がなければ、御前酒を醸すことはできません。
だからこそ酒造りを通じて、地域の農業とものづくりを支える酒蔵であり続けたいと考えています。

この先も雄町が失われないために
日本酒としてだけではない雄町の可能性を模索していくなかで
「雄町をご飯として食べる」という試みに辿り着きました。

御前酒が掲げる「雄町の未来は、御前酒が醸す」
というテーマの本質的な部分を行動に移した取組み。

小さな積み重ねとなりますが
皆さまのご支援とご協力が雄町の未来を作ります。





生産農家支援のため
等外米ではなく通常酒造りに使用するのと同等級の雄町で米穀販売いたします。

そのため一般的な食用米と比較してもやや高価に感じられるかと思いますが
何卒ご理解いただけましたら幸いです。

粒ぞろいの良さ、調理した際の味馴染みの良さも感じていただけるかと思います。






【雄町をお召し上がりいただくときに】

まずはそのまま炊いて、雄町そのものの味をお楽しみください。

あっさりとして汁気を吸いやすいため
カレーライスや餡かけなどスープ状のものとの馴染みの良さを感じていただけます。
酒米と性質が似ていることから、リゾット用米としてお使いいただくのもお勧めです。

また雄町生産者の方のお話では
かつては祝事の際に雄町を酢飯にしていたそうです。

1合(150g )の雄町を炊いてお召し上がりいただくことで
御前酒の標準的な雄町純米酒(精米歩合65%)を約200ml分飲んでいただいたのと同量になります。

雄町を食べていただくことで、酒造りへのご理解の一助にもなれば幸いです。


【炊き方のコツ】

水分を吸いやすいので、優しくさっと研いで、吸水させずにすぐに炊いてください。

米のまわりがべちゃっとしやすいので、水加減は少し控えめに炊いてください。



岡山県は全国の雄町の95%を生産する主要産地です。
全国170蔵以上で酒造りに使用されています。







名称:精米
原料玄米:単一原料玄米
岡山県瀬戸町
雄町(検査等級一等)令和元年産


品 名  完売致しました 価格
御前酒 酒米 雄町  750g(約5合) ¥1,000 (外税)



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