2007/03/18 御芳野商店(奈良県) |
千代酒造を後に、続いて吉野で「花巴」を醸す御芳野商店へと向いました。 吉野川に隣接した環境に御芳野商店はありまして、昨年から酵母・乳酸を使用しない山廃造りを始めました。 |
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今日は現社長のご子息であります橋本さんにご案内頂きました。 まずは蔵に入ってすぐに甑が据えてあります。 ここで実際使っている米を見せてくれました。 「うちでは全て特等の山田錦を使ってます。」といって差し出された米は、たしかに綺麗でしっかりした米でした。 御芳野商店では、現在山田錦のお酒にこだわって造っています。 |
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麹室です。 入った途端、蒸した空気に包まれます。 というのも、こちらの蔵元の麹室は、湿度がなんと100〜110%なんです! 湿度を上げることで、米が柔らかい状態で麹の育成が進み、麹菌の食いつきがより良くなるそうです。 花巴のしっかりした味わいはここから生まれるのですね! また麹室の木材も杉を使用することで、アクが出にくく、香りも移りにくいそうです。 |
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次に「もと場」を見せていただきました。 もう酒母の造りは終わってしまっていたのですが、ここで速醸・山廃の酒母が場所を分けて育成されます。 左の写真は醗酵時に出る泡がタンクから漏れないようにする為に、タンクの上部に設置する「泡傘」という道具です。 御芳野商店では泡あり酵母しか使用していない為、沢山用意されてました。 |
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次に仕込タンクのある場所に移り、もろみを飲ませていただきました。 人がタンクを囲んだ途端に「もろみ」がザワザワとし始めるという、なんとも不思議な現象が・・・ 橋本さん曰く、ちょっとした温度変化などでザワつくそうで、米を蒸している時なんかでも、気がつくとザワザワしているそうです。 う〜ん、不思議。 |
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最後に、去年造ったお酒と、今年搾ったお酒の利き酒をさせていただきました。
今回初めて純米で酵母無添加の山廃を造ったのですが、非常に素晴らしい出来栄えで、評判も良かったですねぇ。 菩提もとの評判も良かったです。 |
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最後に橋本さんを交えて記念撮影! お忙しい中、有難うございました! |
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粋庵さんの美味しい料理と、本日訪問した蔵元のお酒を冷やで飲んだり、燗をつけたり・・・。 それぞれに好きなお酒を飲みながら、会話も弾みました。 |
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と、ここで当店の「秘蔵酒」?登場。 左から 14BY 櫛羅 荒走りにごり 生 13BY 千代酒造 もろみ 生 BY不明 千代酒造 ラベル無し 恐らく大吟醸 てな具合で開けちゃいました。 荒走りは正に飲み頃で、いまだに若干ピチピチ感もあり、酸もしっかりしてました! もろみは、ややピークを過ぎた感もあったのですが、逆にあっさりと飲めるかな〜という感じでした。 恐らく大吟醸は、やや熟成も進み、ぬる燗で飲むとサイコーでした! 後半は大吟醸の燗がすすんでましたね。 |
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まぁ、なんやかんやと飲み食いを致しまして、8時過ぎに解散致しました。 みなさま、朝早くからご苦労様でした〜! |
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