2008/09/22 第12回 小笹屋竹鶴 呑切会 竹鶴酒造(広島県) |
今年も行ってきました。 「竹鶴酒造 呑切会」 まずは社長・専務からのお話があり、その後、石川杜氏から造りの 話と興味深いお話を伺いました。 |
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まずは造りに関してですが、まず、19BYは「生モト」の仕込み本数が9本になりました。 10月には新しく「生モト 純米吟醸」もリリース!そして来年の10月にはなんと「生モト 純米大吟醸」もリリース予定なんです! 今後は更に「生モト」の仕込み本数を増やしていくようです。 その後、話は「生モト」の起源の話へ・・・ 「生モト造り」が生まれた背景を調べて(考えて)いた石川杜氏は、以前に読んだ雑誌の記事を思い出しました。 それは「阿波番茶」と呼ばれるお茶で、徳島で作られている醗酵茶なんですが、なんとその製法の過程に「茶摺り」という、お茶の葉を摺るという工程があるんです。 その後、木桶に移し、乳酸醗酵させていくんですが、この"摺る"という工程が「生モト造り」の"モト摺り"に似ているんですね。 ちなみに兵庫県には「茶すり山古墳」と呼ばれる古墳があります。兵庫といえば但馬・灘。 特に灘は「生モト」のメッカです。 この「阿波番茶」が海を渡り兵庫県にも広がり、その製造方法を日本酒造りにも活かした・・・。 あくまでも石川杜氏の仮想ですが、なんだかホントっぽい感じもしますね〜。ロマンを感じます。 しかしながら、ここまで掘り下げて「生モト」について考える石川杜氏はやっぱしスゴイっす! ちなみに右の写真はその「阿波番茶」です。 やはり酸味が効いた美味しい味わいでした♪ |
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お話の後はお待ちかねの利き酒。 今回は新酒・熟成酒を合わせて52種類のお酒を利かせていただきました♪ 毎回評価表なるものを配られまして、評価点や熟成具合、コメントを書くんですが、これがなかなか大変で、ボケっと利くわけにはいかないんですね〜。 まぁ、評価表がなくても真剣に利きますが、あると更に真剣になり、程よい緊張感が持てるので、面白いです。 印象としては、どれも美味しい(なんじゃそりゃ!)んですが、19BYのお酒に関しては、生モト純米以外は予想以上に旨みがすでに乗りつつあり、良い意味で今飲んでも十分美味しく感じる酒質でした。 もちろん良い熟成を期待させる渋みや酸はしっかりあるんですがね♪ あと、19BYに初めて造った「生モト純米大吟醸」ですが、これは旨いです! 生モトの大吟醸なんで、カチカチなんじゃないかと想像していたんですが、米の旨みがしっかりあり、純米に比べても勿論雑味が少なく、素晴らしい!見事に予想を裏切られましたね。 これからの熟成が楽しみです。 |
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利き酒のあとは、場所を移して懇親会。 毎回、地元の食材を使った料理が出てきます♪ お酒も「利き酒」に出品していたお酒を全て飲む事ができ、利き酒中に目を付けてたお酒をガンガン燗してもらいます! しかも蔵人さん達が燗をつけてくれるんですね〜。 う〜む、贅沢♪ しかしながら、竹鶴は食中酒として最高です。 食事も進むし、お酒も進む。 「生モト 純米大吟醸」の燗冷まし、最高っす! 「雄町 純米」の独特の酸も料理を引き立てます♪ |
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今回も宿根雄町の生産者の方がいらしていました。 僕は同じテーブルだったので、お話をしてたんですが、やはり雄町という米は育てるのが非常に難しいそうです。 ただ、宿根町は台風の被害にあいにくい地域のようで、その点は非常にありがたいとおっしゃってました。 |
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そんなこんなで懇親会は終了。 ですが・・・ 宿泊者にはまだまだ続きがあります♪ |
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更に場所を移して2次会! 入退場自由の時間無制限1本勝負! 囲炉裏を囲んでひたすら飲みます♪ この時間には専務や石川杜氏ともゆっくり話せますし、他の地域の酒屋さんや飲食店さんとも色々交流ができて、面白い時間なんです♪ 去年は宿泊できず、帰り際に知り合いの酒屋さんから、「これからが面白いのに〜」と言われた意味がよ〜くわかりました。 |
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翌日の帰り際に石川杜氏とツーショット♪ 今回の呑切会では専務・石川杜氏共に色々とお話することが出来て、有意義な時間でした。 色々と刺激も頂きましたし、竹鶴の魅力を更に実感できました! こういう会を開催して頂ける蔵元に感謝です! |
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