2006/03/10,11,12 塩田酒造 (鹿児島県) |
午前中に姶良町を後にし、さらに東の串木野港へと向いました。 この串木野港に車を置き、ここからフェリーで1時間程で甑島という所に着きます。 この甑島に塩田酒造はあります。 着いてまず思ったのは、海がめちゃくちゃ綺麗で、非常にのどかです。 海岸線に沿って、蔵元のあるだろう方向にぷらぷらと歩いているのですが、それらしい建物が見当たりません・・・。 道を間違えたかなぁと思っていると、普通の民家のような建物に塩田酒造のプレートが! |
蔵元の外観です。 町並みに溶け込んでおり、遠目からだとなかなかわかりませんでした。 向かって右が社長宅で、左が蔵です。 |
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まずは社長に挨拶をし、2泊3日で働かせていただくことに。 近くのホテルに荷物を置き、すぐさま手伝いを開始したのですが、この日の仕込み自体は終わっていたので、ラベル貼りをもくもくとしていました。 仕込みの手伝いは翌日のお楽しみとなりました。 |
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奥が瓶詰めや出荷をするところで、この日はそのスペースでラベルを貼ってました。 | |||
この日は社長宅で食事をいただくことに。 この地域の名物の「きびなご」料理が所狭しと並び、新鮮な料理の美味しさに舌鼓をうちつつ、百合を飲む! 非常に贅沢な時間を過ごさせていただきました。 また社長の友人である漁師の方々とも酒を酌み交わし、楽しい時間でありました。 翌日は朝の7時に蔵に入り、一通りの作業を手伝わせていただきました。 ホテルから歩きながら見える朝の景色がまた綺麗で、ついつい見とれてしまいそうになりました。 |
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蔵の入り口です。 この中で長靴に履き替えて作業に入ります。 |
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米の洗米、蒸しをする機械です。 この作業だけは社長のみが行います。 |
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蒸しあがった米を製麹機に移し、麹を育てます。 黒麹を使っているため、出来上がりは真っ黒になります。 |
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仕込みタンクです。 中が黒いのがわかると思います。 |
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蔵の中にはいくつかのタンクが並びますが、そんなに多くはなく、限られた量をしっかりと造っているという感じです。 | |||
一次仕込みをしたもろみに蒸した芋を入れます。 芋は撹拌機で粉々にされ、タンクに落ちてきます。 これを櫂入れ(棒状の用具でもろみを混ぜること)するのが大変しんどかったです。 |
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その後、もろみの成長に合わせて蒸留します。 この蔵元は常圧蒸留です。 黒麹と常圧の蒸留によりコクと旨みのある、しっかりした焼酎が出来上がります。 |
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まとめて | |||
非常に良い環境で昔から変わらない仕込みで焼酎を造っている酒蔵です。 銘柄は唯一「六代目 百合」というところにもこだわりを感じますし、商品が有名になろうとも、自分たちが納得のできる酒を、納得して造れる分だけ造るというスタイルは素晴らしいと思いました。 仕込みもほとんど家族や親戚という少人数ですが、どこかアットホームな空気の漂う蔵元でした。 こういうところにも旨さの秘密があるのかもしれません。 今回は2泊3日もお世話になり、色々と面倒をみていただき非常に感謝です。大変良い経験をさせていただきました。 |
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